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寝ない子の原因は?(後編)

生後16日目、娘が下痢をした。

次の日も、また次の日も、下痢は治らない。でも他に発熱などの症状はないし、ミルクもよく飲むし、泣き声も大きく元気がいい。ただ下痢というだけで病院に行くのは気が引けたが、やはり心配なので娘を連れて小児科へ行った。

「これなんですけど‥」

私はここ数日の娘の症状を話した後、うんちオムツを医者に見せた。

「このぐらいの時期は普通下痢はしないんですけどね。何かのきっかけで下痢をして乳糖を分解する酵素がうんちと一緒に流れ出たのかもしれませんね」

乳に含まれる乳糖は、腸の中にある酵素によって分解されるのだそうだ。この酵素が下痢などによって腸から流れ出てしまうと、再びミルクを飲んでも乳糖を分解できなくて下痢になり、せっかく作られた酵素もまた一緒に腸から流れ出て、、と、いつまで経っても乳糖を分解できず下痢が続くという悪循環に陥るケースがある、と医者は説明してくれた。

「たぶん一過性のものでしょう」

医者は乳糖を分解する酵素(ミルラクト)と整腸剤(ビオフェルミン)、それと湿疹に軟膏(アンダーム)と保湿剤(プロペト)を処方してくれた。

「これね、乳児脂漏性湿疹ね。今の時期はしょうがないんですよ」

娘の顔は湿疹に覆い尽くされて真っ赤だった。でも軟膏を出してもらったことだし、すぐに良くなるだろう。


帰宅後、さっそく処方された薬を使った。

ところが薬を飲ませて二日経っても三日経っても下痢は止まらない。ミルクの度に酵素を飲ませていたが、即効性じゃないのだろうか?

「これ買ってみようか?」

ミルフィー

夫がインターネットで赤ちゃんの下痢や乳糖不耐症について調べてくれていた。そしてミルフィーというミルクアレルギー用の粉ミルクに辿り着いた。乳糖が入っておらず、しかもミルクの溶けがよく、ペプチドミルクなのに飲みやすいと評判らしい。

早速ネットショップで取り寄せて飲ませてみる。

すると翌日、あんなに続いていた下痢がぴたりと止まった。これは乳糖が入っていないミルクを飲ませたからなのか?あるいは‥。

数日後、経過観察のため再び診察を受けた。酵素を飲ませても症状は変わらなかったが、ミルフィーを飲ませたら下痢が止まったと医者に説明すると、採血して検査をすることになった。

一週間後、検査結果を聞きにまたまた来院。今度は夫も同伴で。

「出ちゃいましたね」

娘はミルクアレルギーだった。クラス1の擬陽性とのことで強くはないのだが‥、

「生後0ヶ月で出るというのは、これは重大なことです!」

なのだそうだ。こんなに小さなうちからアレルギー反応が出るということは、今後アレルギーが強くなる可能性があるというのだ。

そんなー (;゚Д゚)ガクガクブルブル

「下痢以外に変わったことはありませんでしたか?」

変わったこと‥というか、先生!私の悩みを聞いてください!!私は胸にずっと抱え込んでいた爆弾を放り投げるように話した。

「アレルギーとは全然関係ないかもしれないですけど、この子全然寝ないんです。ひどいときは一日の睡眠時間が6時間とかなんです!!」

そうなのだ。このぐらいの月齢の子は普通一日の半分を寝て過ごす。なのにこの子は泣いてばかりで大人並みかそれ以下の睡眠しかとらないのだ。

すると医者は二、三度うんうんとうなずいた後、

「痒いのかもしれませんね」

「は?」

「湿疹が痒いのかもしれませんね」

「・・・・・・。」

「(湿疹の)赤みも引いてないようだし。少し強いお薬出しておきましょう」

「これ乳児性の湿疹‥?」

「お顔はそうですけどね。背中やお腹は恐らくじんましんの一種でしょう。アレルギーの子はね、こういうじんましんが出たりするんですよ」

湿疹で真っ赤になった顔ばかり気にしていたが、あれれ、よく見ると背中やお腹に細かな赤いポツポツがいっぱい‥。前にもらった薬、顔にしか塗ってなかったよ‥。

「ほらー、やっぱり俺の言ったとおりだったじゃないか。背中痒かったんだよ」

ぐ・・・

『背中が痒いだなんて、なんでいつもいつも馬鹿げたことを思いつくんだろ』と鼻から相手にしていなかったというのに、まさか本当にそうだったとは‥。

「いやー、ずっと言ってたんですよ。背中が痒いんじゃないかって。背中さすると大人しくなるからきっと痒いんじゃないかってね。でもカミさんが全然相手にしないんですよ。」

夫は鬼の首を取ったように医者に話し出し、しまいにゃ私への愚痴まで語り出した。ていうか、私のことを他人に対してカミさんというのはやめてくれ‥。本人曰く刑事コロンボ意識なのだそうだが、どちらかというと君は名探偵コナンの眠りの小五郎だろう。まあ今回はビンゴだったが‥。

この日処方してもらった軟膏(キンダベート)を全身の赤いところにくまなく塗ると翌日には湿疹がきれいになくなり、今まで寝なかったのが嘘のように娘はすやすやと寝るようになった。ミルクアレルギー恐るべし。キンダベート凄すぎ!


まもなく11ヶ月になる娘は現在、ミルク(乳製品)だけでなく、小麦と卵のアレルギー持ちだ。子供の食餌アレルギーは成長の過程で良くなることが多いというから、あまり重く受け止めず、これからも除去食メニューを楽しく作って育てていきますよ (^^



(寝ない子の原因は? ~ おしまい)

<ご注意ください>
ミルクアレルギー用の粉ミルクは、医師や栄養士の指導を受けてから使用開始しましょう。
私は先走りましたが。。

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寝ない子の原因は?(前編)

今年一月に娘を出産した。

2,370グラムと小さい子だったが健康でNICUに入ることもなく、病院で出された粉ミルクの飲みっぷりもよく、今後の成長に大きな不安はなかった。

「湿疹があるけど、このぐらいの時期の子は仕方ないんですよ。気になるようならお薬出しますけど‥」

退院間近のころ、看護師が沐浴後の娘を抱いて言った。気になるようなら薬を出してくれる、ということは放っておいてもいずれ治ると解釈していいのだろう。私は気にしないことにした。


入院中は授乳後に三時間はきっちり寝る子だった娘。それが退院後まもなく寝ない子になってしまった。基本的に泣きっぱなしだ。

月齢が低いうちはげっぷを上手に出すことができないため、授乳後には大人が赤ちゃんの背中をトントン叩いたりさすったりしてげっぷを促してやる必要がある。

寝ないで泣き続ける原因はげっぷがつかえて気持ち悪いからなのかもしれない。

私は布団の上に座り、首の据わらない娘の顔を肩にもたれかからせるように抱いて、娘の背中をさすり続けた。背中をさすっている間はぐすぐす言うものの、声を上げて泣くことはあまりなかった。ときには背中をさすられたままスースー寝息をたてて寝てくれることもあった。でもこれでは私が眠れない。

娘を横に寝かせる。とたんに泣く。そうして背中をさすっているうちに今度はお腹がすいたと娘が泣く。寝かしつけている間に次の授乳時間がきてしまったのだ。ミルクを作って飲ませる。そしてまたげっぷを出すために抱っこして背中をさする。

そんなことを繰り返しているうちに夜が明け、昼になり、だいたい14時を回った頃、娘は疲れて横になって眠ってくれた。


うがー うがー うが あー うが あー .∵゚・(>Д<)・゚・。

娘が泣く。

泣きたいのはこっちだ。

娘が私に何を訴えて泣いているのかまるでわからなかった。寝ない娘に腹が立った。だが次第に寝不足で疲れ果てて、腹が立つ感情すら湧かなくなり、無感情に娘の世話をし続けた。


「きっと背中が痒いんだよ」

仕事から帰宅した夫が娘の背中をさすりながら言った。

「そんなわけないでしょ」

私は疲れているのだ。夫の戯言に付き合う余力などない。

「えー、だってさ、背中痒くても自分で掻けないんだよ?掻けなかったら泣くしかないでしょ」

「ちょっと痒いぐらいでこんなに泣き続けないでしょ!」

別室で毎晩快眠してる夫への不満もあって、私はイライラして言った。心にゆとりのあるときなら人の斜め上いく夫の発想にも付き合えるが、今はとにかく余裕がないのだ。

しかしそんな妻の様子などお構いなしに夫は続ける。

「えー、背中さすると泣き止むんだよ?やっぱり背中痒いんだよ」

背中をさすりながらまだ続ける。

「ほらー、掻いてもらってると思ってるんだよ。だから大人しいんだよ」

馬鹿らしい。

私は夫の言うことなど全く相手にしなかった。これが天の声だということにも気づかずに。


(つづく)

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